お墓の移転をするために
お墓の移転とは
遠くにあるお墓は管理が大変で時間や費用がかかるため、お墓じまいとともに移転を検討する方も増えています。実際「引っ越ししてよかった」と感じるお客さまは多いようです。お墓の移転には「遺骨と石碑を一緒に」「遺骨すべて」「遺骨の一部」「分骨」と4パターンがあり、受け入れ先の墓地の条件や移送費、手続きといった点で異なります。どの方法が適しているのかは、まず石材店に相談しアドバイスを受けて決めるとよいでしょう。
お墓の移転の流れ
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STEP01
新しいお墓を探す
- はじめに、お引越し先となる新しいお墓を探しましょう。既存のものと同じく、寺院のほかに公営・民間の墓地といった選択肢もあります。かかる費用や立地、周辺環境などを加味し家族や親族で話し合うのがベストです。
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STEP02
新しいお墓を決める
- 新たな受け入れ先を決定したら、永代使用料を払って契約を結びます。遺骨の埋葬は墓地にしかできないと法律で定められています。管理者に依頼して「墓地使用許可証」もしくは「受入証明書」を発行してもらいましょう。
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STEP03
納骨の時期に合わせて建墓工事契約をする
- 納骨の時期を住職と相談し、それに合わせて石材店へ建墓工事を依頼しましょう。石碑も移すなら設計をし、新規で作るならデザインや費用を決めていきます。通常約3カ月ほどかかるため、逆算して契約しなくてはなません。
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STEP04
改葬許可申請書を取り寄せる
- 次に、今建っているお墓のある役場から「改葬許可申請書」を取り寄せます。自治体ごとに書類が異なるので注意してください。窓口に行くほか、郵送やHPでダウンロードできる自治体もあるのでチェックしてみましょう。
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STEP05
既存墓地管理者との手続き
- 今ある墓地の管理者に移転したいことを伝え、使用契約を解除します。多くは永代供養料を払い借りているので、費用の返還などはありません。また、遺骨1名ごとに1枚の「埋蔵証明書」を発行してもらってください。
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STEP06
既存墓地のある市町村役場との手続き
- 既存墓地が所在する市町村役場の窓口へ「改葬許可申請書」「埋蔵証明書」「墓地使用許可証」「受入証明書」をそろえ提出。必要な書類は自治体により異なる場合もあり、申請すると「改葬許可証」を発行してもらえます。
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STEP07
既存のお墓からご遺骨を取り出す
- もとのお墓からご遺骨を取り出す際には、「閉眼供養」「抜魂法要」とよばれる魂抜きの宗教儀式をするのが一般的。宗教・宗派に合わせて寺院の住職に墓前で読経してもらい、取り出し作業そのものは石材店が行います。
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STEP08
引っ越しまでの間、ご遺骨を安置する
- ご遺骨を取り出したあと、新しいお墓への引っ越しに期間が空いてしまう場合は完成まで自宅の仏間や移す墓地に安置しておきます。持ち運ぶときに骨つぼが割れて遺骨がこぼれないよう、風呂敷で包んで大切に扱いましょう。
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STEP09
新しいお墓が完成
- 石材店から「新しいお墓が完成した」と連絡があったら、打ち合わせしたデザインや内容と相違ないかきちんとチェックしましょう。確認後は石碑の移動、据え付けといった施行をしてもらい、墓石の引き渡しをすませます。
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STEP10
新しいお墓に納骨し、開眼供養・納骨式を行う
- 新たなお墓へ納骨するときには、ふたたび寺院の住職にお願いして「開眼供養」や納骨式を行います。こちらも宗教や宗派によりますが、墓前で読経し魂入れするのが一般的。
お墓のお引越しなら的場義浩石材店へどうぞ
お墓や供養に対する考え方の変化、地方の過疎化や少子化などの問題から「お墓の引っ越し」を検討する人が増えつつあります。負担軽減のためにも一考したいところですが、特に墓石ごと移転する場合にはトラブルも多く発生しているよう。できるだけ信頼できる石材店を見極め、経験や実績の豊富な業者に依頼してください。「的場義浩石材店」でもお墓の引っ越しにまつわるご相談をお受けしておりますので、お気軽にお問合せください。