墓石の彫刻に想いを込めて
墓石の彫刻とは
墓石に彫刻を施すことで、その家のお墓づくりができます。古来より日本にはお墓を「死後の家」としてとらえる文化があり、彫刻も家の想いを表し特別な意味を持たせるツールとして受け継がれてきました。戒名や家名のほか、仏教において勤行の際に用いられる「お題目」や故人が生前に好んだもののイラスト、言葉にメッセージを込めて刻むことも。その人の人徳と人柄を色濃く伝える新しい様式として、最近人気が高まりつつあります。
墓石の彫刻の種類
墓石にはさまざまな彫刻ができますが、もっとも多いのが文字。文字を彫るときには筆の力強さとメリハリを表現できる「通常彫り」や文字筋がはっきりしてお手入れしやすい「平彫り」、圧縮した空気とともに研磨剤をコンプレッサーで吹き付けて削る「サンドブラスト」などを用います。また絵柄を彫る際には「線彫り」「二度彫り」から図に合わせます。
選べる書体
墓石に刻む文字の書体には、基本的に決まりはありません。一般的に多く使われているのは「楷書体」や「行書体」、「草書体」「隷書体」で、なかでも「楷書体」は読みやすいため選ばれる傾向にあるようです。ご家族や故人の好み、実際に建っているお墓やまわりの墓石の書体を参考にしながら選ぶとよいでしょう。変わったところでは自筆や書家スタイル、英字なども可能なので、的場義浩石材店でご相談ください。
家紋・イラストにもご対応
文字の書体と同じく、お墓の彫刻には好きなデザインやイラストも入れることができます。特に最近人気を集めているのが「花」の図柄。故人の個性や人柄を表現できるだけでなく、花言葉にメッセージを込めて送る、宗派を表す、墓石の印象を華やかにする、高級感を持たせるといった効果も。彫刻技術が飛躍的に進化したことでいろいろなデザインが実現できるようになり、お墓の独創性と多様性はさらに広がり続けています。
彫刻をされる際はぜひ的場義浩石材店にご相談ください
墓石の彫刻に明確な規定はありませんが、文字の大きさや数によっては入れられないケースも。内容についても、あまりに独創性を追求しすぎるとのちのち後悔する可能性が考えられます。また特定の詩や歌詞などを彫ることは著作権に引っかかるため注意が必要。このような懸念をふまえると、やはりまずはプロに相談するのがおすすめです。私たち「的場義浩石材店」でも、お客さまのあらゆるご希望や疑問にていねいにお応えいたします。
